リラックスする入浴法
精神的なストレスによって生じる不眠(精神生理性不眠症)や、交代勤務睡眠障害、時差睡眠障害は、自律神経失調症と関係がある場合があります。
交感神経と副交感神経をあわせて自律神経といいますが、自分の意志でコントロールできない内臓の働きやホルモン分泌を調整しています。交感神経が優位に働くと活発的な状態に、逆に副交感神経が優位になるとリラックスした状態になります。
なので、入眠前には副交感神経が優位に働いたほうがいいことになります。
就床の際に副交感神経が働いて、リラックスするのに最適な方法は入浴です。
ポイントは、38~40度のぬるめのお湯に20~30分程度つかることです。ぬるめのお湯にゆっくりとつかることで血管が広がり全身の血液循環が活発になると同時に、汗を書くことで体内の老廃物が体外に排出され、日中の緊張感からも解き放たれて、副交感神経が優位に働きます。
ここで注意すべきなのが、入浴方法です。肩までお湯につかったままでは心臓や肺に大きな負担をかけることになります。
ぬるめのお湯にゆっくりつかるのに最適な入浴法は半身浴です。
半身浴とは、みぞおちの上あたりまで湯船につかる入浴法です。これだと心臓に負担をかけることが少ないばかりか、体の芯や手足の先まで温めることができます。
寝つきが悪い、スッキリと起きられないという方は、これらの方法を一度試してみることで、心身ともにリラックスできて眠りのモードにスムーズに入れるはずです。
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